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2022年4月3日日曜日

Tickerシンボル:GOOG(Alphabet Inc)のバフェット分析

私は株式投資をしています。投資信託による投資もしていますが、株式を直接買う投資もしています。株式を直接買う投資を行う時に株式の分析に使っている考え方があります。

それは、『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』という本に書かれている分析手法です。

その分析手法にのっとって、本日はGOOG(Alphabet Inc)を分析してみます。


Q1 その企業は消費者独占力をもっているか

はい。Alphabetの主力企業Googleの検索は世界中で使われていて、その独占力は強いと考えられる。そこから得られる広告収入は非常に大きいと考えられる。他にもDeepmindなどAI分野で強烈な存在感を放つ企業を持っている。


Q2 その企業の事業内容を理解しているか

検索サイトGoogle.comは非常に使いやすく変わりがほとんどない。検索エンジンも優秀。オンライン広告、クラウドコンピューティングも使いやすい。携帯電話「Android」、ブラウザ「chrome」、動画配信サービス「YouTube」等も当分なくならないと思われる。


Q3 その企業の製品・サービスは20年後も陳腐化していないか

Q2でも答えたが、業界トップのシェアのものも多く、使いやすく、Google.com、YouTubeなどは20年後も陳腐化していないと思われる。


Q4 その企業はコングロマリットか

はい。ただし、消費者独占力のあるビジネスに注力していると思われる。

Q5 その企業の1株当たり利益(EPS)は安定成長しているか

はい。株数による修正をしたEPSは以下の通りとなる。


Q6 その企業は安定的に高い株主資本利益率(ROE)をあげているか

はい。ここ8年の平均ROEは16.52%である。

Q7 その企業は強固な財務基盤を有しているか

負債/純利益倍率は1.4倍程度と低い。

Q8 その企業は自社株買戻しに積極的か

自社株買戻しも行っている。

Q9 その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか

googleの広告などの価格を具体的に知らないので、この質問には答えられないが、サービス価格を上昇できるだけの力は持っていると思う。

Q10 その企業の株価は、相場全体の下落や景気後退、一時的な経営問題などのために下落しているか

どちらかというとはい。年初からのハイテク株の下落に伴い、踊り場になっているように見える。

Q11 株式の易利回りと利益の予想成長率を計算し、国債利回りと比較せよ

今期のEPSを現在の株価で割った益利回りは3.88%。
予想EPS成長率は29.2%。
米国債の10年利回りは2.38%。

Q12 株式を疑似債権と考え、期待収益率を計算せよ

以下の表のようになる。
平均ROE16.16%
平均配当性向0%
株主資本の予想成長率16.16%
直近のBPS371.33
10年後の予想BPS1,930.11
10年後の予想EPS312.00
平均PER29.44
現在の株価2,814.00
10年後の予想株価9,186.07
今後10年間の期待収益率12.56%

よって、期待収益率は12.56%である。

Q13 過去のEPS成長率をもとに計算する手法で、期待収益率を計算せよ

以下の表のようになる。
直近のEPS112.20
9年前のEPS15.67
EPSの平均成長率18.13%
10年後の予想EPS701.40
平均PER29.44
現在の株価2,814.00
10年後の予想株価20,650.97
今後10年間の期待収益率22.06%

よって、期待収益率は22.06%である。
※なお、EPSの平均成長率には21年が高すぎると判断し、20年の値を使っています。



以上、参考になれば幸いです。



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