§ご挨拶
§人間が生きる目的とは?
地上生活の目的は人間の霊性の発現を促すことです。(シルバーバーチの霊訓 十 p.18)
つまり、私たちはこの世界に霊性の発達、魂の成長のために生まれてきているということです。
そして、魂は苦しみや困難に出会って、それを触媒として発達するとシルバーバーチは述べます。
確かに、そうだなと感じます。
私は統合失調症になることで、たくさんのことを学ばせていただきました。
たぶん、統合失調症になっていなかったら、シルバーバーチと出合ったのももっと後になってからのことだっただろうと思います。
そして、正しい生き方について考えたり実践したりすることもなかっただろうなと思います。
そういう意味では、統合失調症になったことは苦しみであり困難であったけれども、それにより魂の目が開けてきたのだろうと思い、今では統合失調症に感謝しています。
同じようなことが統合失調症以外の病気や障害についてもいえるだろうと思います。
そのような苦しみや困難が人間を鍛え、魂の奥底にある黄金を表に現すことにつながるのだと思います。
§苦しみは神様からのプレゼント
そういう意味では苦しみはある意味神様からのプレゼントであると思いました。
そのプレゼントはそのままでは苦しいものかもしれませんが、その苦しみを糧にして成長することで、霊性の発現(魂の成長)という果実を手に入れられるのだと思います。
神様は果実そのものをくれるわけではないということです。
果実の元になる苦しみをくれるということです。
占星術で見てもそうですが、この世は喜びよりも苦しみのほうが多いようにできているように感じます。
それは苦しみを通じて魂がその潜在能力を発揮するからではないでしょうか。
太陽が燦燦と輝き、富が十分にあり、何の悩みもないようなところで、魂が成長・発達するでしょうか。
魂が成長するのは、時に嵐が吹き荒れ、ぎりぎりの生活をし、苦しみがある、そんな状況のほうが魂にとってはそれらを何とかしようとして、霊性を発達させることになるのかもしれません。
もちろん、嵐よりも晴天がよく、貧しいよりも豊かが良く、苦しみがあるよりもない方がよいのはそうでしょう。
だからこそ、嵐の中、貧しく、苦しみがあるときに、何とかしようとして霊性が発現するのだと思います。
仏陀が四苦八苦として、この世は苦しみだらけであると見抜きましたが、それはそれにより魂が成長するのがこの現世であるからではないかと思いました。
この苦しみの多い世の中で一緒に成長できれば幸いです。
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