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2023年10月24日火曜日

天命、宿命、運命


§ご挨拶

こんにちは!アオポンです。

今日は天命、宿命、運命などについてシルバーバーチが語っていることを紹介します。

§天命、宿命、運命について

人生はすべて法則によって支配されております。天命、宿命、運命───こうした問題は何世紀にもわたって思想家の頭を悩ませてきました。では真相はといえば、法則の内側にも別の次元の法則が働いているということです。
宇宙には何人(なんぴと)にも動かしがたい基本的な法則がまず存在します。そして、それとは別に、自由意志を行使できる法則もあります。ただし自由意志による行為が原因となってそれ相当の結果が生じます。それは絶対に避けることは出来ないということです。お判りですか(シルバーバーチの霊訓(二)二章より)


霊媒の活用によって人間が霊的天命を背負った霊的実在であることを証明することができます。その天命を全うするも損なうも、日常生活における身の処し方一つに掛かっております。因果律、すなわちタネ蒔きと刈り取りの摂理は絶対に狂いません。
良い行いをすればそれだけ幸せを味わいます。利己的な行いをすればそれだけ苦い思いをさせられます。摂理はごまかせません。死の床でいくら懺悔の言葉を述べても、すでに始動している因果律の働きを止められるものではありません。(シルバーバーチの霊訓(十)十章より)


───これから先のことはどの程度まで運命づけられているのでしょうか。それは自分の行いや心掛けによってどの程度まで変えられるのでしょうか。

〝なあ、ブルータスよ、
オレたちがうだつが上がらんのは星のせいじゃない。
オレたち自身が悪いのさ〟(シェークスピア)

〝門がいかに狭かろうが
いかなる逆境が運命の巻き物に記されていようと、
私は平気だ。なぜなら
運命の主人公はこの私だからだ。
私が魂の指揮者なのだ〟(W・E・ヘンリー)

この二つの誌文を引用してからシルバーバーチはこう続けた。
「惑星は物的存在です。それぞれに放射物を出しバイブレーションを発しております。しかしあなた方は物的存在であると同時に霊的存在です。内部には、物的なものから受ける影響のすべてを克服する力を具えております。未来は過去が生んでいきます。
自分の行為を思念によって創り出していくのです。大自然の法則についてはすでにお話しました。その一つに因果律があります。自分が蒔いたタネは自分が刈り取るという法則です。ある花のタネを蒔けば、その種の花が咲き、それ以外の花は咲きません。あなた方の未来も同じです。
過去と現在によって決定されるのです。外部から与えられる罰ではありません。自分でこしらえていくのです。これから先どうなるのだろう───こうした不安の念を抱くということそれ自体が、それを本当に実現させる手助けをしていることになります」
出席者がしきりに〝災害〟とか〝悲劇〟とかの言葉を使って語り合っているのを聞いていてこう述べた。
「物的な側面だけを見つめてはいけません。物的尺度で無限なるものを計ることはできません。そのことを常に念頭において物事を判断して下さい。物的な目だけで見れば地上は不公平だらけです。しかし悪行に対する懲罰があるように、善行に対する報酬も必ずあります。
霊的な天秤はいつかは平衝を取り戻すようになっているのです。地上生活は永遠なる生命のごく短い一時期に過ぎません。
人間にとって悲劇に思えることが私どもにとって有難いことである場合があります。人間が有難がっていることが私どもにとって困ったことである場合があります。人間は私たちから見てどうでもいいこと、あるいは霊的に何の価値もないものを大切にしすぎます。財産、この世的な富、権力、支配への欲望です。強欲と貪欲によって動かされている人間が多すぎます」(シルバーバーチの霊訓(四)三章より)

§まとめ

私たちにはどうやら天命(生まれる前に決めてきたこと)と宿命(死ぬ日にちなどある程度決まっていこと)と運命(因果律によって決まってくること)があるようです。

このうち天命はそれを実現するべく努力することであり、運命は善い行いをすることで、因果の法則により、良い報いを得られるようにした方が良いと言えるでしょう。

また、人間には自由意志があるので、宿命もある一定の範囲であれば変えられるようです。

しかし、自由意志もより大きな法則の働きの中の一定範囲でしか働きません。

天命、運命、宿命について考えた時に、日常生活では運命を良いものにしていくために、善行を積むことが大切だと思いました。




ここまで読んでいただきありがとうございます。

それではまた。

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