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2023年10月16日月曜日

戦争で死んだ人はどうなるのか~シルバーバーチの霊訓から~


§ご挨拶

みなさん、こんにちは。アオポンです。

今日はシルバーバーチの霊訓から戦争で死んだ人はどうなるかについてを書きます。


§戦地でも愛読された霊訓

シルバーバーチは次のように語ります。(これは第二次世界大戦があったころに語られたものです。)

(その霊的真理から生まれる)寛容精神と善意と愛と奉仕精神と協調心をもって臨めば、地上に恒久的平和と調和のとれた世界を招来することが出来るでしょう。古い概念にとらわれ、憎み合い、国家間の不和、民族と肌の色と階級の違いにこだわり続けている限り、地上に戦争のタネは尽きないことになります。戦争は、とどのつまりは、憎悪と利己心と物質的な私利私欲から生まれるものだからです。(シルバーバーチの霊訓 七 p.44)

現在の地球では、ロシアとウクライナの戦争、イスラエルとガザ地区の戦争など、心が痛む悲劇が世界中で繰り広げられています。

第二次世界大戦のころもそうでした。

多くの人がお互いに殺し合い、たくさん殺した人が英雄となる、歪んだ社会。

これらを含むすべての戦争や紛争は霊的真理を地球人類が知ることなしに、終わらせることはできないのではないかと思います。

シルバーバーチは戦争は憎悪と利己心と物質的な私利私欲から生まれると説いています。

今回のイスラエルとガザ地区の戦争も普段からイスラエルの人々がガザ地区の人々のためを思って利他心から行動していたら生じなかったのではないでしょうか。

戦争という強引なやり方で、土地を奪えば、将来に禍根を残します。

なぜ、みんなで仲良くできないのでしょうか。

現在の世界中の指導者はもっと霊的知識を知るべきだと思います。

人の命を寿命が来る前に奪う戦争行為・殺人はそれを意図した人に強力な負のカルマを生じさせます。しかもそれが利己心からきていればなおさらです。

摂理を犯した者はその代償を払うことになるでしょう。


§「死は存在しない」

そんな戦争のさなかでも、シルバーバーチは人々を慰めるような話もしています。それが次です。

また私たちは老化も病気も霊の成長を妨げることはないこと、死によって物的身体がもたらしていた一切の痛みと苦労と障害から解放されると申し上げております。死は決して愛する者との間を永遠に引き裂くものでないこと、いつかは必ず再会の時が訪れること、それも、どこやら遠い遠いところにある掴みどころのない空想的な境涯においてではなく、物的世界に閉じ込められている人間が理解しうるいかなる生活よりもはるかに実感のある実在の世界において叶えられると申し上げているのです。(シルバーバーチの霊訓 七 p.48-49)

シルバーバーチは「死は存在しない」と述べています。死とはこちらの世界(現世)からあちらの世界(霊界)に移るだけのことです。寿命が来れば全ての人が経験します。それが摂理だからです。

死んだ人はどこか遠いところに行ってしまったのではないのです。あなたのすぐ近くに、愛の思いをもって常に存在しています。

戦争は悲劇であり、寿命が来る前にそれを強制的に終わらせることは悪ですが、寿命が来る前に戦争で死んだ人はあの世でその償(つぐな)いを受けているでしょう。

戦争で死んだ人もどこか遠くに行ってしまうのではなりません。残された人々の周りに今も生きているのです。




ここまで読んでいただきありがとうございます。

それではまた。

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